2020年02月09日
旬 ニシン
ニシン/鰊/鯡/にしんに含まれる主な有効成分とその働きや、カロリーをはじめビタミン類などの栄養成分量を七訂日本食品標準成分表をもとに共に紹介します。
●ニシンに含まれる主な有効成分とその働き
◆良質な脂質がたっぷり
ニシンには一価不飽和脂肪酸のオレイン酸やイコセン酸が多く含まれています。これらの脂肪酸は悪玉コレステロールを減らし動脈硬化や高血圧を予防する働きの他、心疾患の予防にも効果があるとされています。
更に、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などオメガ3系と呼ばれる多価不飽和脂肪酸も豊富に含んでおり、血液をサラサラにし動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞など血液との関係が深い生活習慣病予防に役立つとされています。
◆ビタミン類
ニシンは比較的ビタミンB6を多く含んでいます。ビタミンB6はタンパク質、アミノ酸の代謝に深く関わって、エネルギーに変えたり、別のアミノ酸に合成する働きをする他、脂質の代謝にも関わり、大きなエネルギーを作り出します。
また、野菜や果物からは接種できないビタミンB12も豊富に含んでいます。ビタミンB12はDNAの合成や調整に深く関わっており、正常な細胞の増殖を助ける働きがあります。また、脂肪酸の合成とエネルギー産生に関与しているほか、葉酸とともに、血液の赤血球やヘモグロビンの合成にも深く関わっています。
Posted by @masa at 08:00
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